コース概要
石切道
石切道は、御影石として名の通った六甲の花崗岩を切り出して運んだ道です。
五助堰堤のいくらか南で住吉道から分岐し、ガーデンテラスの西で六甲全山縦走路に出ます。
住吉道を行くと、五助堰堤まであと5分ほどという所に、少し広くなった十字路があります。
道標に書かれた「石切道・稜雲台」という文字の指す方を見ると、傍らに「石切道」と刻まれた御影石の道標があります。
ここが石切道の登り口です。

住吉道から分岐すると、いきなり石段のある登り坂が始まります。
ひとしきり登ると、西谷橋から住吉霊園の中を登って来る舗装路に出ます。
大きな花崗岩のかたまりが道路脇に積み上げられた舗装路を行くと、登り口と同じ形の御影石の道標。
横には地図も設置されているので、現在置を確認するのも良いでしょう。

道はふたたび山道になり、登り坂が続きます。
ひとしきり登った頃に、東側が開け、木々の間から大阪湾が望めます。
少し行くと、今度は、山側の稜線にガーデンテラスの建物や鉄塔が見えます。

しばらくは右手に深い谷を見ながら歩きますが、気が付けば谷筋を行くようになり、さらに急な坂で尾根筋へ登り始めます。
ここには水場があり、その水が急坂の岩を濡らしています。
この坂は、南側を通る尾根の影になるため日当たりが悪く、冬場は、岩を濡らした水が凍っている場合があるので注意が必要です。

この辺りからの急坂が、最後の踏ん張り所です。
ようやく坂が緩やかになると、南側が開け、海に浮かぶ六甲アイランドの景色。
すぐ先で、全山縦走路に突き当ります。
石切道の下り口となるこの場所にも、登り口と同様の御影石の道標があります。
全山縦走路を右手へ登るとガーデンテラス、左へ下るとみよし観音の前を通り、日本で最初にできたゴルフ場へ向かいます。
【参考ルート】
阪急御影駅から石切道で六甲ガーデンテラス
Map
阪急御影駅~白鶴美術館前~住吉道~石切道~ガーデンテラス
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