コース概要
トエンティクロス
摩耶山の西側を流れる、生田川の上流部を歩くハイキングコースがトエンティクロスです。
源流部のみを残して街が迫る六甲山で、川筋を感じながら緑の中を歩くことができる、数少ないコースの一つです。
トエンティクロスという呼び名は、流れを20回も渡るという事から、明治時代に六甲山を歩いた外国人によって付けられたそうです。
現在はそんなに多くありませんが、それでも数箇所で流れを渡るので、川が増水すると通行できなくなることもあります。

市ヶ原から全山縦走路を北に向かうと、やがて右手に天狗道の登り口が現れます。
ここでで全山縦走路と別れ、真っ直ぐに進むとトエンティクロス。
少し先に、地蔵谷からの小さな流れを渡る、最初の渡渉箇所があります。

黒岩尾根の取付きを過ぎ、飛び石で流れを渡ると、高雄山砂防ダムを高巻く道。
登りきって少し行くと分水嶺越林道への分岐があります。

何度か流れを渡ると、道は右手斜面に登り、二十渉堰堤の横を通ります。

川筋を左手に感じながら歩くと、やがて森林植物園への分岐。
この先、生田川上流に沿った道は、徳川道の一部になります。
杣谷峠から来た徳川道は、ここで流れを渡り、森林植物園へ続きます。
森林植物園に向かう道も、静かで趣きのある道です。

この先、徳川道を通れば穂高湖や杣谷峠。
途中で、桜谷道を登れば摩耶山に向かいます。

トエンティクロスは、堰堤を巻く坂道がいくつかあるものの、六甲山の中では比較的、勾配の緩やかなコースだと思います。
夏場の六甲山は、低山ゆえの暑さですが、木陰で川の流れに沿った道は、いくらか暑さを和らげてくれるかも知れません。
【参考ルート】
新神戸駅からトエンティクロスと山田道で谷上駅
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新神戸駅~布引の滝~布引貯水池~市ヶ原~トエンティクロス~又ヶ谷~森林植物園正門~山田道~谷上駅
新神戸駅からトエンティクロスと桜谷道で摩耶山・掬星台
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新神戸駅~布引の滝~布引貯水池~市ヶ原~トエンティクロス~桜谷出合~桜谷道~掬星台
新神戸駅から市ヶ原を経てトエンティクロスで穂高湖
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新神戸駅~布引の滝~布引貯水池~市ヶ原~トエンティクロス~桜谷出合~穂高湖
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