コース概要
青谷道
摩耶山の南側斜面を流れる青谷川に沿った道で、旧摩耶山天上寺への参詣道のひとつです。
行者茶屋跡までは谷筋の静かな散歩道の風情。行者茶屋跡からは、旧摩耶道や上野道と合流し摩耶山を目指します。
青谷川の流れを引き継いだ西郷川にかかる、摩耶橋の東側から青谷道に入ります。
坂道は、すぐに折り返し、住宅の屋根越しに神戸の海を眺めた後、山に向かいます。
川筋を左に見ながら、セメント舗装の道を、時々すれ違う毎日登山の方と挨拶を交わしながら歩きます。
ただ、新緑の頃は、木からぶら下がる毛虫に注意しないといけません。
地元の方は慣れたもので、虫をよけるためにビニール傘を差して歩いている方もおられます。

亀の滝堰堤の手前で、小さな橋を渡ります。ここからは、川筋を右側に見ながら歩くことになります。
やがて、左手の斜面に茶畑が広がります。傍らには、観光茶園と書かれた灘百選の説明板もあります。
六甲山に茶畑があるとは思っていなかったので、初めて通った時には驚きました。

茶畑を過ぎると、あけぼの茶屋や、署名所のあるつくばね寮。
その先も、谷筋の静かな道が続き、ゆったりとした気分で歩くことができます。

セメント道の坂で北畑第二砂防ダムを巻き、しばらく行くと行者茶屋跡。
少し手前には水場があり、喉を潤すことができます。
登山口から程よい距離にあるせいか、ここの山水は非常に美味しく感じます。

行者茶屋跡は、少し広くなっていて、よく休憩場所として利用されています。
ここで、新神戸駅の方から登ってくる旧摩耶道と合流します。

不動之滝の前を通り、小さな橋を渡ると、湿った岩肌の上を少し歩きます。
そこから先は、徐々に谷筋から離れ、坂も急になります。
ようやく坂が少し落ち着いた頃、仁王門の少し下で、上野道に合流します。
仁王門から石段を登ると旧天上寺のあった摩耶山史跡公園です。
【参考ルート】
JR灘駅から青谷道で摩耶山・掬星台
Map
JR灘駅~青谷道登山口~行者茶屋跡~仁王門~摩耶史跡公園~掬星台
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