まず歩きたい主要コース

摩耶ケーブル西側の尾根筋につけられた旧摩耶山天上寺への表参道です。
尾根筋の道らしく、随所から海側の景色を楽しむことができます。

摩耶ケーブル駅の西側の住宅地からハイキング道に入り、少し登ると神戸高校方面からの道に合流。
しばらく行くと、ハイキング道を跨ぐ木橋の海側に展望場所があります。
ここからは、街の向こうに六甲アイランドの浮かぶ海が眺められます。
木橋の西側斜面の上には、海側に開けた五鬼城展望公園があります

「どこから登ってもしんどい」と言われる摩耶山らしく、しばらく登りごたえのある坂が続きます。
やがて、虹の駅へ登る道との分岐。
道標が上野道を示す左手へ登ると、またまた急な登り坂です。

四丁と彫られた丁石のすぐ下で、虹の駅から来る道と合流。
ここまで登ると、ようやく坂がひと段落します。
左手には、ベンチなどが整えられた広場があり、海側の景色を眺めながら休憩することができます。

緩やかになった道を少し行くと、仁王門の少し下で青谷道と合流。
仁王門からは旧摩耶天上寺の長い石段を登ります。
木立の中の石段は登りごたえがありますが、清々しい空気を感じます。

途中に「旧摩耶の大杉」と書かれた道標があります。
幹周り８ｍの大木で「大杉大明神」とあがめられたと説明板にあります。
今は枯れてしまっているとは言え、目の前にすると、やはり存在感があります。
石段から50mの寄り道なので一見の価値ありです。

石段を登りきると摩耶山史跡公園。
昭和５１年の大火災で焼失した旧摩耶天上寺の跡で、今は広場になっており、かつてあった建物の説明板が設置されています。
広場の南端からは海の眺めが楽しめます。

奥へ進むと道は左右に分かれます。
左は奥の院跡や天狗岩のある尾根コース。
摩耶山の三角点は天狗岩の近くにあります。
右は森林浴コース。
掬星台へはこちらの方が近道です。