コース概要
須磨アルプス
六甲山地の西端は、須磨海岸の北側に連なる山なみ。その中で、横尾山と東山の間にある尾根筋が須磨アルプスです。
岩肌が剥き出しになったやせ尾根は、なるほど、アルプスと呼びたくなる景観で、六甲山の中でも独特な雰囲気が魅力です。
横尾山の山頂から、東に下り始めると、「危険な場所もありますから、十分注意して下さい」の立て札。
鎖のある滑り易い坂を下り、道なりに少し左に進むと、景色が開け、岩肌のむき出したになった細い尾根筋が、目に飛び込んできます。
尾根筋の向こうには、東山。さらに横尾の街の先に高取山が構える、なかなかの景色です。

尾根筋の端に立つと、結構、高度感もあります。
ここを登り降りするのは難しいと思われますが、要所には階段もあり、一般ハイカーでも通行できるように整備されています。

浸食の進んだ鞍部から斜面を登ると「名勝馬ノ背」と書かれた道標。
振り返れば、先ほど下った岩肌の斜面と横尾山の景色が広がります。
その先で、両側の切れ落ちた細い場所を渡れば、ようやく木立の中のハイキング道に戻ります。

しばらく行けば、東山の山頂。
ここは、ベンチもあり休憩に適しています。
見晴らしも良く、西には、今、歩いてきた須磨アルプスや横尾山。
南には、名水の森の緑の向こうに須磨の青い海。
神戸空港へ向かう飛行機が、着陸に備えて低いところを飛んで行きます。

須磨浦公園から須磨アルプスへ至るハイキング道では、いろいろな場所から明石海峡大橋を望むことができます。
海の景色を眺めながら歩くのも楽しみの一つです。
【参考ルート】
須磨浦公園駅から須磨アルプスを経て板宿駅
Map
須磨浦公園駅~鉢伏山~旗振山~鉄拐山~栂尾山~横尾山~須磨アルプス~東山~板宿八幡神社~板宿駅
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