コース概要
大師道
弘法大師にゆかりのある再度山大龍寺へ続く参詣道です。再度谷に沿った道には丁石が見られます。
辺りには、もみじも多く、新緑の頃や、晩秋から初冬にかけた紅葉の時期は、格別の趣きがあります。
稲荷橋までは、再度谷川の川筋に沿った舗装路と、諏訪神社から川筋の東側斜面を行くハイキング道の、2つのルートがあります
どちらも、毎日登山の方の姿があり、それらの方々によってきれいに掃除された道を気持ちよく歩くことができます。

川筋に沿ったルートは、神戸山手大学からの緩やかな坂道を歩きます。
舗装路とは言え、登るに従って、川筋を眺めながら歩く味わいのある道になります。
丁石はこの道から大龍寺へと導いてくれます。

一方、諏訪神社からのルートは、参詣道入口の鳥居から、セメント舗装の坂と石段で本殿へ登ります。
本殿の左手からハイキング道に入ると、やがて海側の景色が開け、神戸の街や海が望めます。
その先、もみじの中の道を行くと、しだいに川筋に近づき、稲荷橋や燈籠茶屋で神戸山手大学からの道と合流します。

稲荷橋から先、川沿いの緩やかな道が続きます。
時に、整備された道の上から数メートル下の川筋を眺めながら、時に、すぐ脇のゆるやかな流れの中に落ち葉を見ながら、木立の中を歩きます。
朽ちた小屋もありますが、人の暮らしに近い六甲山には、使われなくなった建物や道具が放置されている例は少なくありません。
これも六甲山らしさと言ったところでしょうか。

もみじに覆われた坂を登り、広い場所に出ると猩猩池。
江戸時代、貯水池の完成を喜び、猩猩が謡われたことから猩猩池と名づけられたそうです。

ここで二本松林道を横切り、しばらく木立の中の舗装路を行きます。
再び、山道になり坂を登ると大龍寺、本堂へ続く石段の下に出ます。

少し南に行くと、善助茶屋跡。
毎日登山発祥の地と書かれた石碑があります。

石段を登り、本堂にお参りすると、秋にはイチョウの色づきが印象的です。

大龍寺から先へ進むと、再度公園は、修法ヶ原池が青い水をたたえ、木々の緑豊な憩いの広場。
ここでのんびりするのも良いでしょう。
【参考ルート】
JR元町駅から大師道で再度公園
Map
JR元町駅~諏訪神社~猩々池~大龍寺~再度公園
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